新卒扱い枠拡大がいいのか?
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろです。日本学術学会の提案で、添付URLのような記事が出ていました。
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201003290001.html
内容は、大学生の就職について、卒業3年後までは新卒扱いにするということです。
●”新卒”枠=供給を増やしても、需要が増えないことには・・・
日本の就職の問題として、新卒のタイミングで正社員を逃すと、正社員になる道がほとんどなく、またフリーターや派遣社員という形で、働くことになり、仕事の上でのスキルアップをはかる機会がほとんどないゆえに、キャリアアップもできない。貧困への道が待っている可能性があります(確かに、中にはそのときに正社員にならなくても成功する方はいますが、それはごく僅かです。だから話題になります)。
やはり、この”新卒”でないと正社員になれないと言い切ってもいい現実。”新卒”が鍵なんだと思います。
私は、バブルがはじけた後に大学に入り、就職活動のときは氷河期でした。そして、就職浪人しました。大学4年のときに自分の意中の業界にいけず、単位は、残り2単位だったんで、卒業は容易でしたが、単位を1つ残して留年しました。留年しなければ新卒扱いにならず、新卒でなければ、企業から就職案内・会社説明会の情報が来なくなるという話を聞いていたので、留年しました(留年しても意中の業界には入れなかったんですが)。
やはり、この”新卒”でなければという採用制度を、経済界が考え直さなければいけないのではないでしょうか?そこを考えずに、大学卒業後3年も新卒扱いとすると、今でも4年生全員が就職できていない状況で、さらに新卒が増えてしまうということは、明らかに供給過多になってしまいます。問題は供給よりも、需要、つまりは採用する側の採用量です。ここが増えなければ、いくら新卒枠を拡大しても、競争がかねるするだけになるのではないでしょうか?
そういった意味では、一日も早く、今の「円高・デフレ・株安」の3点セットを解消しなければならないと思います。これが続く限り、外需型の日本経済は、どんどん悪化のスパイラルに陥ります。それでは需要側が需要を増やすことはありえないです。この景気回復による需要の回復を図りながら、この”新卒”にこだわった採用形態についても考え直すべきだと思います。
●就職協定の復活
私が就職活動をしていたことは、「就職協定」といわれるものがあったと思います。就職活動のときよくこの言葉を聴きました。
そして、私達のスタートは3年生の12月くらいから準備を始め、セミナーに出たり、企業を調べだしたり、筆記試験の勉強をしたり、はがきを書いたり(金融機関は、はがきの枚数で入社の熱意を図るなんて情報があり、入りたい金融機関にははがきをたくさん送りました)し、3月あたりから始まり5月6月で決着がつくという形でした。
したがって、3年生の大半は、学生生活を送ることができました。
今は違います。3年生から動いているのではないでしょうか?短大生などは短大入学と同時に就職活動を意識するような感じになってしまっているのではないでしょうか?果たしてそれでいいのでしょうか?
市民活動で、大学生や短大生と一緒に活動したりするのですが、高校生だった子が短大にはいるや否や就職活動を口にするのを見ると気の毒です。もっと大学生時代というある意味一番自由で、無理の利く時代を楽しんでもらいたいと思います。
正直、経済界で、もう一回就職協定を復活させるべきではないでしょうか?就職協定が厳格に機能していたのかというとそれは疑問ですが、しかし3年生になったら就職活動ということではなかったと思います。学生達が学生生活を謳歌(いろんな意味で)できるようにするためにも、この就職協定の復活をしてほしいと私は以前から思っています。
学生達が学生生活をきちんと送ることができるようにするためには、いつから始まるのか分からない、前に倒れ続けてきた採用時期について考え直すべきだと思います。
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茅ヶ崎市議会議員海老名けんたろう
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201003290001.html
内容は、大学生の就職について、卒業3年後までは新卒扱いにするということです。
●”新卒”枠=供給を増やしても、需要が増えないことには・・・
日本の就職の問題として、新卒のタイミングで正社員を逃すと、正社員になる道がほとんどなく、またフリーターや派遣社員という形で、働くことになり、仕事の上でのスキルアップをはかる機会がほとんどないゆえに、キャリアアップもできない。貧困への道が待っている可能性があります(確かに、中にはそのときに正社員にならなくても成功する方はいますが、それはごく僅かです。だから話題になります)。
やはり、この”新卒”でないと正社員になれないと言い切ってもいい現実。”新卒”が鍵なんだと思います。
私は、バブルがはじけた後に大学に入り、就職活動のときは氷河期でした。そして、就職浪人しました。大学4年のときに自分の意中の業界にいけず、単位は、残り2単位だったんで、卒業は容易でしたが、単位を1つ残して留年しました。留年しなければ新卒扱いにならず、新卒でなければ、企業から就職案内・会社説明会の情報が来なくなるという話を聞いていたので、留年しました(留年しても意中の業界には入れなかったんですが)。
やはり、この”新卒”でなければという採用制度を、経済界が考え直さなければいけないのではないでしょうか?そこを考えずに、大学卒業後3年も新卒扱いとすると、今でも4年生全員が就職できていない状況で、さらに新卒が増えてしまうということは、明らかに供給過多になってしまいます。問題は供給よりも、需要、つまりは採用する側の採用量です。ここが増えなければ、いくら新卒枠を拡大しても、競争がかねるするだけになるのではないでしょうか?
そういった意味では、一日も早く、今の「円高・デフレ・株安」の3点セットを解消しなければならないと思います。これが続く限り、外需型の日本経済は、どんどん悪化のスパイラルに陥ります。それでは需要側が需要を増やすことはありえないです。この景気回復による需要の回復を図りながら、この”新卒”にこだわった採用形態についても考え直すべきだと思います。
●就職協定の復活
私が就職活動をしていたことは、「就職協定」といわれるものがあったと思います。就職活動のときよくこの言葉を聴きました。
そして、私達のスタートは3年生の12月くらいから準備を始め、セミナーに出たり、企業を調べだしたり、筆記試験の勉強をしたり、はがきを書いたり(金融機関は、はがきの枚数で入社の熱意を図るなんて情報があり、入りたい金融機関にははがきをたくさん送りました)し、3月あたりから始まり5月6月で決着がつくという形でした。
したがって、3年生の大半は、学生生活を送ることができました。
今は違います。3年生から動いているのではないでしょうか?短大生などは短大入学と同時に就職活動を意識するような感じになってしまっているのではないでしょうか?果たしてそれでいいのでしょうか?
市民活動で、大学生や短大生と一緒に活動したりするのですが、高校生だった子が短大にはいるや否や就職活動を口にするのを見ると気の毒です。もっと大学生時代というある意味一番自由で、無理の利く時代を楽しんでもらいたいと思います。
正直、経済界で、もう一回就職協定を復活させるべきではないでしょうか?就職協定が厳格に機能していたのかというとそれは疑問ですが、しかし3年生になったら就職活動ということではなかったと思います。学生達が学生生活を謳歌(いろんな意味で)できるようにするためにも、この就職協定の復活をしてほしいと私は以前から思っています。
学生達が学生生活をきちんと送ることができるようにするためには、いつから始まるのか分からない、前に倒れ続けてきた採用時期について考え直すべきだと思います。
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茅ヶ崎市議会議員海老名けんたろう
by ebiken-chigasaki
| 2010-08-27 17:37
| 雑感