ちがさきエコワーク記念講演「福島原発とエネルギー問題を考える」その1
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろうです。
今日は午後から環境市民会議「ちがさきエコワーク」の記念講演会に参加しました。
「福島原発とエネルギー問題を考える」 講師:羽角 章氏
を聞きました。
まずは、原発事故情報とメディアリテラシーについての話がなされました。
原発推進側:原発事故の規模や影響をなるべく小さく見せたい」という動機(インセンティブ)があるので、意図的に情報を隠すや操作したりする、あるいは無意識にそういう言い方をしてしまう。
原発反対側:自分たちの警告を無視してきたからこうなったんだという意識と自分たちの方が正しかったということを強調したい動機(インセンティブ)が働き、どうしても事故や影響を大きく強調する傾向がある。
そして、人間は、自分が何となく思っていることを肯定してくれる情報に納得するものだということでした。
原子力の基礎知識
ウラン235とプルトニウム239が核分裂、連鎖反応を起こす。
核分裂でできる生成物=死の灰
ウラン235 1グラムが出すエネルギー=石油 ドラム缶10本分
ちなみに直径4センチ大の大きさが爆発すると、広島の原爆なみ
原子力発電の構造
発電の原理は、火力発電と同じ
原子力発電の燃料棒は、例えるならその1本1本が電熱器のようなもので、冷却しないと高温のままになってしまい、核分裂生成物を出し続けることになる。この核分裂生成物が、強烈な放射線を出す。
900℃:燃料棒のさや(ジルコニウム)が酸化されて水素が発生 → 水素爆発へ
1800℃:燃料棒のさやが溶け始める。
2300℃:燃料べレットが溶け始める → メルトダウン
福島第一原発で何が起こったのか?
当初、2号機が問題になっていたが、実は、1号機の方が問題が発生していた。
水素爆発
1号機:3月12日
2号機:3月15日
3号機:3月14日
4号機:3月15日
ということでした。この経過資料は、後日HPにつけます。
この福島第一原発については、原発の耐震評価について、貞観地震(869年)を考慮しないのはおかしいのではないかという指摘が以前からなされていた。
※貞観地震…869年7月13日、陸奥国東方の海底を震源として発生した巨大地震
その後の津波は、海岸線を2.5~3.0キロmで浸水した巨大なもの
事故の想定についても、安全上重要な機器が複数同時に故障する場合を考慮しないのはおかしいという指摘がなされていた。
こういった警告や指摘を無視してきたことについて、東京電力や原発推進側すべての責任は重大であるとのことでした。
続きは後日のブログにて書きます。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
今日は午後から環境市民会議「ちがさきエコワーク」の記念講演会に参加しました。
「福島原発とエネルギー問題を考える」 講師:羽角 章氏
を聞きました。
まずは、原発事故情報とメディアリテラシーについての話がなされました。
原発推進側:原発事故の規模や影響をなるべく小さく見せたい」という動機(インセンティブ)があるので、意図的に情報を隠すや操作したりする、あるいは無意識にそういう言い方をしてしまう。
原発反対側:自分たちの警告を無視してきたからこうなったんだという意識と自分たちの方が正しかったということを強調したい動機(インセンティブ)が働き、どうしても事故や影響を大きく強調する傾向がある。
そして、人間は、自分が何となく思っていることを肯定してくれる情報に納得するものだということでした。
原子力の基礎知識
ウラン235とプルトニウム239が核分裂、連鎖反応を起こす。
核分裂でできる生成物=死の灰
ウラン235 1グラムが出すエネルギー=石油 ドラム缶10本分
ちなみに直径4センチ大の大きさが爆発すると、広島の原爆なみ
原子力発電の構造
発電の原理は、火力発電と同じ
原子力発電の燃料棒は、例えるならその1本1本が電熱器のようなもので、冷却しないと高温のままになってしまい、核分裂生成物を出し続けることになる。この核分裂生成物が、強烈な放射線を出す。
900℃:燃料棒のさや(ジルコニウム)が酸化されて水素が発生 → 水素爆発へ
1800℃:燃料棒のさやが溶け始める。
2300℃:燃料べレットが溶け始める → メルトダウン
福島第一原発で何が起こったのか?
当初、2号機が問題になっていたが、実は、1号機の方が問題が発生していた。
水素爆発
1号機:3月12日
2号機:3月15日
3号機:3月14日
4号機:3月15日
ということでした。この経過資料は、後日HPにつけます。
この福島第一原発については、原発の耐震評価について、貞観地震(869年)を考慮しないのはおかしいのではないかという指摘が以前からなされていた。
※貞観地震…869年7月13日、陸奥国東方の海底を震源として発生した巨大地震
その後の津波は、海岸線を2.5~3.0キロmで浸水した巨大なもの
事故の想定についても、安全上重要な機器が複数同時に故障する場合を考慮しないのはおかしいという指摘がなされていた。
こういった警告や指摘を無視してきたことについて、東京電力や原発推進側すべての責任は重大であるとのことでした。
続きは後日のブログにて書きます。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
by ebiken-chigasaki
| 2011-05-07 23:56
| 視察・勉強