勉強会参加
今日は午後の平塚での勉強会に参加して参りました。
河野太郎衆議院議員から、今話題になっている『後期高齢者医療制度』について、制度創設の背景や目的について説明を受けました。
後期高齢者医療制度についてですが、マスメディアの報道では、どうしても煽ろうとしているのか、善悪二元論的発想で、なおかつ、数秒のメッセージ発信で受けようとするために、冷静に議論させようとしません。本来なら、制度創設の目的や背景、そのメリットやデメリットを伝えるべきですが、そうしないために、この制度が完全なる悪という存在になってしまいますが、冷静に制度について話を聞くべきだと思っていたので、河野太郎衆議院議員から、制度の目的や背景を聞くことができたことは本当によかったと思います。
説明の話を私なりに整理すると
2005年 医療費の全体は約33兆円(うち、75歳以上は約11兆円)
2025年 約56兆円
年1兆円ベースで増加します。この増加の原因は大きく2つとのことです。
①医療技術の進歩
②①の進歩などによる平均寿命が伸びること
(2030年 平均寿命 男性81歳 女性88歳)
ちなみに、2007年 65~74歳 総人口12%
75歳~ 総人口10%
2030年 65~74歳 総人口12%
75歳~ 総人口20%
2007年から2030年では、総人口は減少するため、65~74歳は同じ構成比のために、人数は減少するが、75歳~は、構成比が倍になるので、人口も半減していない限りは増加している可能性が高い。2030年では総人口半減ではないので、75歳~は人数としても今よりも増えているということである。
年間の医療費は、現在のところ
~65歳 14万/年(a)
65~74歳 a×3.5/年
75歳~ a×5.5/年
という状況で、国民健康保険が苦しくなってきている理由として、大きいものが、大企業で加入している組合健保や、中小企業の人たちのための政管健保などの方々が、定年退職後(60歳や65歳)などに、国保に異動してくることで、医療費が低いうちは、健保だが、医療費がかかるころには国保ということで、この部分をいかに整理して、国保を制度として継続させていくかということで生まれてきたということだった。
確かに、年金天引や、保険料の算定(上がった人や下がった人)という問題もあるが、国保をどう安定的に運用させるかや、年1兆ベースで上がっていく医療費をどうするかというのは、これからの未来のためには大事だと思います。
高齢者だけでなく、現役世代にとってもどうなのかというのは大事なのではないでしょうか?マスメディアも現役世代についても考えて報道してもらいたいです。なぜなら、番組を作っているあなた方はまさに、現役世代なんですから…高齢者の立場だけでなく、現役世代や、これから育とうとする世代にも目を向けて議論しないと、社会保障は最終的には世代間闘争に変わってしまうのではないかと危惧してしまいます。
河野太郎衆議院議員から、今話題になっている『後期高齢者医療制度』について、制度創設の背景や目的について説明を受けました。
後期高齢者医療制度についてですが、マスメディアの報道では、どうしても煽ろうとしているのか、善悪二元論的発想で、なおかつ、数秒のメッセージ発信で受けようとするために、冷静に議論させようとしません。本来なら、制度創設の目的や背景、そのメリットやデメリットを伝えるべきですが、そうしないために、この制度が完全なる悪という存在になってしまいますが、冷静に制度について話を聞くべきだと思っていたので、河野太郎衆議院議員から、制度の目的や背景を聞くことができたことは本当によかったと思います。
説明の話を私なりに整理すると
2005年 医療費の全体は約33兆円(うち、75歳以上は約11兆円)
2025年 約56兆円
年1兆円ベースで増加します。この増加の原因は大きく2つとのことです。
①医療技術の進歩
②①の進歩などによる平均寿命が伸びること
(2030年 平均寿命 男性81歳 女性88歳)
ちなみに、2007年 65~74歳 総人口12%
75歳~ 総人口10%
2030年 65~74歳 総人口12%
75歳~ 総人口20%
2007年から2030年では、総人口は減少するため、65~74歳は同じ構成比のために、人数は減少するが、75歳~は、構成比が倍になるので、人口も半減していない限りは増加している可能性が高い。2030年では総人口半減ではないので、75歳~は人数としても今よりも増えているということである。
年間の医療費は、現在のところ
~65歳 14万/年(a)
65~74歳 a×3.5/年
75歳~ a×5.5/年
という状況で、国民健康保険が苦しくなってきている理由として、大きいものが、大企業で加入している組合健保や、中小企業の人たちのための政管健保などの方々が、定年退職後(60歳や65歳)などに、国保に異動してくることで、医療費が低いうちは、健保だが、医療費がかかるころには国保ということで、この部分をいかに整理して、国保を制度として継続させていくかということで生まれてきたということだった。
確かに、年金天引や、保険料の算定(上がった人や下がった人)という問題もあるが、国保をどう安定的に運用させるかや、年1兆ベースで上がっていく医療費をどうするかというのは、これからの未来のためには大事だと思います。
高齢者だけでなく、現役世代にとってもどうなのかというのは大事なのではないでしょうか?マスメディアも現役世代についても考えて報道してもらいたいです。なぜなら、番組を作っているあなた方はまさに、現役世代なんですから…高齢者の立場だけでなく、現役世代や、これから育とうとする世代にも目を向けて議論しないと、社会保障は最終的には世代間闘争に変わってしまうのではないかと危惧してしまいます。
by ebiken-chigasaki
| 2008-05-25 02:31
| 視察・勉強