文部科学省の事業仕分け
今日は午前中は藤沢で人と会っていました。
その後、東京の赤坂の日本財団ビルへ
以前から事業仕分けに興味があり、先日はそのデモンストレーションを見ましたが、今回はある意味その本番が、しかも、これまでの市町村ではなく、国の事業仕分けを見ることができるということで、傍聴しにいきました。
これは自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームの文教・科学技術等分野(主査:河野太郎衆議院議員)が、主催し、事業仕分けを進めている構想日本が協力する形で、二日間で文部科学省の28事業について、政策棚卸しを行うというものです。
科学技術班の「次世代スーパーコンピュータ」と、文教班の「子どもの健康を育む総合食育推進事業」についてを傍聴しました。
文科省担当者が、まずは事業について、予算、事業概要(目的・対象・内容・必要性)、成果目標、成果実績、自己評価などについての説明が行われ、その後、国会議員や外部評価委員がさまざまな部分についての質問を行い、質疑を受ける形で、各委員が評価シートにその事業についての評価を下し、最後に座長が発表するという形で行われました。
評価は
1.廃止
2.今のままなら不要
3.民間
4.自治体
5.国(継続)
という形で行われます。
スパコンも食育もそうなんですが、定性評価(必要性というべきか)については、文科省の担当者は語るのですが、どうも定量評価(それによってどんな経済効果が上がるかや、数字が改善するか)というのが苦手なようで、そこをどちらもかなりつつかれていました。
「子どもの健康を育む総合食育推進事業」についてですが、食育は、やはり、市町村の自治体や地元のさまざまな民間団体(NPOなど)が中心となって取り組んでいくべきで、国としては、それを支援するような形であるべきではないだろうかと思います。しかし、事業説明としては国のこの推進事業の内容を都道府県や市町村の教育委員会に委託するという形で、国の事業の下請けというべきなんでしょうか...地方分権らしくない状態だなーと思わざる得ないものでした。
私自身、地方の時代という時代になるには、やはり、官民の役割分担だけでなく、国と地方(地方でも都道府県と市町村)の役割分担の整理が必要だと思います。だからこそ、こういった事業仕分けの手法は、その役割分担をはっきりさせる上で重要だと思います。
明日も行われます。明日も時間があれば傍聴したいと思っていますが、時間があるだろうか…
けど、地方議員の立場としては、やっぱり国の政策の事業仕分けの議論よりも市町村の事業仕分けの議論のほうが聞いていると身近なので、その分、自らの市においてもどうかと考えることができるので、楽しいです。
その後、東京の赤坂の日本財団ビルへ
以前から事業仕分けに興味があり、先日はそのデモンストレーションを見ましたが、今回はある意味その本番が、しかも、これまでの市町村ではなく、国の事業仕分けを見ることができるということで、傍聴しにいきました。
これは自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームの文教・科学技術等分野(主査:河野太郎衆議院議員)が、主催し、事業仕分けを進めている構想日本が協力する形で、二日間で文部科学省の28事業について、政策棚卸しを行うというものです。
科学技術班の「次世代スーパーコンピュータ」と、文教班の「子どもの健康を育む総合食育推進事業」についてを傍聴しました。
文科省担当者が、まずは事業について、予算、事業概要(目的・対象・内容・必要性)、成果目標、成果実績、自己評価などについての説明が行われ、その後、国会議員や外部評価委員がさまざまな部分についての質問を行い、質疑を受ける形で、各委員が評価シートにその事業についての評価を下し、最後に座長が発表するという形で行われました。
評価は
1.廃止
2.今のままなら不要
3.民間
4.自治体
5.国(継続)
という形で行われます。
スパコンも食育もそうなんですが、定性評価(必要性というべきか)については、文科省の担当者は語るのですが、どうも定量評価(それによってどんな経済効果が上がるかや、数字が改善するか)というのが苦手なようで、そこをどちらもかなりつつかれていました。
「子どもの健康を育む総合食育推進事業」についてですが、食育は、やはり、市町村の自治体や地元のさまざまな民間団体(NPOなど)が中心となって取り組んでいくべきで、国としては、それを支援するような形であるべきではないだろうかと思います。しかし、事業説明としては国のこの推進事業の内容を都道府県や市町村の教育委員会に委託するという形で、国の事業の下請けというべきなんでしょうか...地方分権らしくない状態だなーと思わざる得ないものでした。
私自身、地方の時代という時代になるには、やはり、官民の役割分担だけでなく、国と地方(地方でも都道府県と市町村)の役割分担の整理が必要だと思います。だからこそ、こういった事業仕分けの手法は、その役割分担をはっきりさせる上で重要だと思います。
明日も行われます。明日も時間があれば傍聴したいと思っていますが、時間があるだろうか…
けど、地方議員の立場としては、やっぱり国の政策の事業仕分けの議論よりも市町村の事業仕分けの議論のほうが聞いていると身近なので、その分、自らの市においてもどうかと考えることができるので、楽しいです。
by ebiken-chigasaki
| 2008-08-04 23:23
| 視察・勉強