消費税増税よりも、まずはデフレ・円高是正を! その1.円高について思うこと
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろうです。今朝、新聞にこのような記事が出ていました。
私は思うのですが、確かに増大を続ける社会保障に対して対応するために消費税の増税については止むえないと思っていますが、しかし、その前に今やらねばらなぬことがあると思います。それは、デフレ・円高是正です。
その1 円高について思うことを書きます。
メディアを見ていて思うのですが、円高になると、円高差益還元でモノが安く入っていいや、海外旅行で同じ一万円でも多くの外貨に換えることができて得したみたいな報道があふれます。しかし、日本経済は、外需型です。日本経済の中心的な企業は大きく言えば輸出に頼っています。行き過ぎた円高は、その企業が国内においてはいかに効率化しようとも、その行き過ぎた為替レートにより努力があっという間に泡と消えてしまいます。
先日、報道ステーションで、1$=85円台にも関わらず、キャスターが円安になることへの懸念を表明しているのには驚きました。この方はもっと円高すすむべきとお考えなんでしょうか?
強い経済であれば、円高になるということを聞いたことがあります。確だと思います。日本経済は好調でしょうか?私は団塊ジュニア世代として生まれ、高度経済成長、そしてバブル景気を体験してきました。日本がどんどん豊かになり、アメリカの不動産や企業を買いあさる日本、ジャパンアズナンバーワンという本も出版されたり、まさに経済力の高まりを感じました。それであるならば円高になるのは当然だと思います。
今の日本経済は、そうではないはずです。中国にGDPで抜かれ、第2位の経済大国の地位から転落しました。GDPがすべてではないにしても、日本がぐんぐん豊かになり、アメリカの不動産や企業を買いあさったことを、今や中国人が日本に来て、同じようなことをする事態になっています。私が、生まれ、育ち、学生生活をおくった時代の経済力の高まりの感覚からするの、今はそのような実感はこれっぽっちもありません。
今の円高は、経済力の結果による円高ではないのです。リーマンショックの後の、各国の政府と中央銀行の対応の差によるところが多いのです。諸外国が金融緩和を続ける中、日本だけが、むしろ引締めを行いました。円の通貨の量とドルなどの外貨の通貨の量のアンバランスの結果によるものだからです。日本政府と日銀は、このアンバランスを一日も早く是正すべきと思います。
行き過ぎた円高を是正しなければ、企業の業績回復はどんどん困難になると思います。企業の業績を構成するものは、売上だと思います。この売上が上がらず、下がり続けることになっては、いくら消費税率を上げたとしても間に合わなくなるのではないでしょうか?また、その税率アップにより、さらなる売上低下圧力になり、縮小スパイラルにどんどん入ってしまう琴になると思います。
私は、今度の国政選挙において、どの政党、どの人を応援するのかについては、このままデフレ・円高が是正されない状況が続くならば、このデフレ・円高是正に本気で取り組もうとする政党を応援しようと思っています。私は初めからA党支持者、B党支持者というようなスタンスでは臨みません。
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茅ヶ崎市議会議員海老名けんたろう
私は思うのですが、確かに増大を続ける社会保障に対して対応するために消費税の増税については止むえないと思っていますが、しかし、その前に今やらねばらなぬことがあると思います。それは、デフレ・円高是正です。
その1 円高について思うことを書きます。
メディアを見ていて思うのですが、円高になると、円高差益還元でモノが安く入っていいや、海外旅行で同じ一万円でも多くの外貨に換えることができて得したみたいな報道があふれます。しかし、日本経済は、外需型です。日本経済の中心的な企業は大きく言えば輸出に頼っています。行き過ぎた円高は、その企業が国内においてはいかに効率化しようとも、その行き過ぎた為替レートにより努力があっという間に泡と消えてしまいます。
先日、報道ステーションで、1$=85円台にも関わらず、キャスターが円安になることへの懸念を表明しているのには驚きました。この方はもっと円高すすむべきとお考えなんでしょうか?
強い経済であれば、円高になるということを聞いたことがあります。確だと思います。日本経済は好調でしょうか?私は団塊ジュニア世代として生まれ、高度経済成長、そしてバブル景気を体験してきました。日本がどんどん豊かになり、アメリカの不動産や企業を買いあさる日本、ジャパンアズナンバーワンという本も出版されたり、まさに経済力の高まりを感じました。それであるならば円高になるのは当然だと思います。
今の日本経済は、そうではないはずです。中国にGDPで抜かれ、第2位の経済大国の地位から転落しました。GDPがすべてではないにしても、日本がぐんぐん豊かになり、アメリカの不動産や企業を買いあさったことを、今や中国人が日本に来て、同じようなことをする事態になっています。私が、生まれ、育ち、学生生活をおくった時代の経済力の高まりの感覚からするの、今はそのような実感はこれっぽっちもありません。
今の円高は、経済力の結果による円高ではないのです。リーマンショックの後の、各国の政府と中央銀行の対応の差によるところが多いのです。諸外国が金融緩和を続ける中、日本だけが、むしろ引締めを行いました。円の通貨の量とドルなどの外貨の通貨の量のアンバランスの結果によるものだからです。日本政府と日銀は、このアンバランスを一日も早く是正すべきと思います。
行き過ぎた円高を是正しなければ、企業の業績回復はどんどん困難になると思います。企業の業績を構成するものは、売上だと思います。この売上が上がらず、下がり続けることになっては、いくら消費税率を上げたとしても間に合わなくなるのではないでしょうか?また、その税率アップにより、さらなる売上低下圧力になり、縮小スパイラルにどんどん入ってしまう琴になると思います。
私は、今度の国政選挙において、どの政党、どの人を応援するのかについては、このままデフレ・円高が是正されない状況が続くならば、このデフレ・円高是正に本気で取り組もうとする政党を応援しようと思っています。私は初めからA党支持者、B党支持者というようなスタンスでは臨みません。
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茅ヶ崎市議会議員海老名けんたろう
by ebiken-chigasaki
| 2010-08-20 22:25
| 雑感