自立援助ホーム 「湘南つばさの家」を視察
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろうです。今日は午後から、松浪にある自立援助ホーム「湘南つばさの家」を視察してまいりました。正直こういった施設をあることを知りませんでした。きっかけは議員ポストに、この「湘南つばさの家」の会報が入っていたからでした。
自立援助ホーム「湘南つばさの家」は、この12月で5年目を迎えるとのことです。
この自立援助ホームとは、
「15歳から20歳の家庭がない児童や、家庭にいることができない児童に対して、入所してもらい、その児童の自立を支援するホームである。児童自立生活援助事業として児童福祉法第33条の6に位置づけられている。2010年1月現在、全国で57箇所が設置されているとのこと(Wikipedia)」です。
ホーム長の前川様から、いろいろとお話を伺わせていただきました。
神奈川県内では、横浜市のような政令市にはあったそうですが、政令市以外の市にはなかったそうで、そこで前川様たちは、この形態の支援を必要とする子ども達は政令市以外にもあるはずだということで、茅ヶ崎の松浪に開設したとのことでした。
対象は、中学卒業後、就労自立をめざし生活の場を失っている15~20歳の青少年
でこの生活の場を失っているという意味では、親が貧困ゆえに働くことができない理由もあるのですが、児童虐待・ネグレクトなどで生活の場を失ってしまっているという理由も多いそうです。
この自立援助ホームで、家庭的な雰囲気の中、家族の団らん的なものを体験することで人間関係を取り戻していったり、洗濯などの生活習慣を身につけたりする。そして自立に向けて働き、お金を稼いで、そして利用料を支払い、お金の使い方についても学んでいくんだそうです。
ただ、この働くにしても、中卒という学歴はやはりおおきな壁になるケースもあり、定時制高校をかよったり、高卒認定試験の目指すということに取り組んでいるそうですが、その点においては、その勉強をするための参考書が足りなかったり、教えてくれる人がいないという課題があるんだそうです。
一連の話のあとは、施設見学をさせていただきました。
利用する青少年は、やはり家族関係がなんらかの理由(経済的・虐待)で破たんしているので、家族的な人間関係の形成ということで、食事はできるかぎり全員でそろって、そのときはテレビを見ずに語り合いながら食事をするということでした。
わたくしも、以前から、日本の政策のおいて、中学卒業後~大学卒業の間の就労支援・自立支援については、非常に充実していない認識がありましたが、ホーム長と意見交換をさせてただく中、改めてそれを実感しました。
この自立援助ホーム自身は、神奈川県との関係での取り組みで、市との連携がほとんどないそうですが、こういった状況の子ども、青少年のことを把握できるのは、県よりも市町村だと思います。どうにかうまく連携をと思っています。
ちなみに、「湘南つばさの家」では、さまざまな支援(食料の寄付やボランティアなど)を受け付けてます。ぜひ、青少年の自立、未来のためによろしくお願いいたします。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
自立援助ホーム「湘南つばさの家」は、この12月で5年目を迎えるとのことです。
この自立援助ホームとは、
「15歳から20歳の家庭がない児童や、家庭にいることができない児童に対して、入所してもらい、その児童の自立を支援するホームである。児童自立生活援助事業として児童福祉法第33条の6に位置づけられている。2010年1月現在、全国で57箇所が設置されているとのこと(Wikipedia)」です。
ホーム長の前川様から、いろいろとお話を伺わせていただきました。
神奈川県内では、横浜市のような政令市にはあったそうですが、政令市以外の市にはなかったそうで、そこで前川様たちは、この形態の支援を必要とする子ども達は政令市以外にもあるはずだということで、茅ヶ崎の松浪に開設したとのことでした。
対象は、中学卒業後、就労自立をめざし生活の場を失っている15~20歳の青少年
でこの生活の場を失っているという意味では、親が貧困ゆえに働くことができない理由もあるのですが、児童虐待・ネグレクトなどで生活の場を失ってしまっているという理由も多いそうです。
この自立援助ホームで、家庭的な雰囲気の中、家族の団らん的なものを体験することで人間関係を取り戻していったり、洗濯などの生活習慣を身につけたりする。そして自立に向けて働き、お金を稼いで、そして利用料を支払い、お金の使い方についても学んでいくんだそうです。
ただ、この働くにしても、中卒という学歴はやはりおおきな壁になるケースもあり、定時制高校をかよったり、高卒認定試験の目指すということに取り組んでいるそうですが、その点においては、その勉強をするための参考書が足りなかったり、教えてくれる人がいないという課題があるんだそうです。
一連の話のあとは、施設見学をさせていただきました。
利用する青少年は、やはり家族関係がなんらかの理由(経済的・虐待)で破たんしているので、家族的な人間関係の形成ということで、食事はできるかぎり全員でそろって、そのときはテレビを見ずに語り合いながら食事をするということでした。
わたくしも、以前から、日本の政策のおいて、中学卒業後~大学卒業の間の就労支援・自立支援については、非常に充実していない認識がありましたが、ホーム長と意見交換をさせてただく中、改めてそれを実感しました。
この自立援助ホーム自身は、神奈川県との関係での取り組みで、市との連携がほとんどないそうですが、こういった状況の子ども、青少年のことを把握できるのは、県よりも市町村だと思います。どうにかうまく連携をと思っています。
ちなみに、「湘南つばさの家」では、さまざまな支援(食料の寄付やボランティアなど)を受け付けてます。ぜひ、青少年の自立、未来のためによろしくお願いいたします。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
by ebiken-chigasaki
| 2010-12-07 23:26
| 議員活動