建替を議会では決めていないといっても…方向は認めている
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろうです。3月2日の予算特別委員会にて、茅ヶ崎市役所本庁舎の対応について、建替えに向けて進む予算の減額修正動議を出しました。
柾木議員から予算減額修正動議に対する質疑で、必ずしも議会は建替えを承認したわけではない。その都度その都度ジャッジするということを言われました。
その点については、確かにその通りです。しかし、茅ヶ崎市自身は、”建替”を基本方針としています。また、最近の茅ヶ崎市の広報番組においても、”建替”することの説明をしています。そして、9月に建替を進める基本計画の予算を計上、そして今回、3月においては、基本計画の次のより具体的な段階の基本設計や実施設計の予算計上をしています。
つまり、茅ヶ崎市は、もうすでに市役所本庁舎について「建替、耐震、免震」といったような方法論を検討している段階ではないということなんです。
基本計画、承認、即、新庁舎建設ではないのは、確かにそうです。
しかし!
「建替を議会で承認していない」といっても、議会で、茅ヶ崎市が建替えを進めるための予算をだし、その予算について認めるということは、建設自体を認めていなくても、市の建て替えの方向性について認めているものだと言われても仕方がないのではないでしょうか。
そもそも
・建替を認めないスタンス
・建替の方向性を認めつつ各段階でその建替内容をチェックするというスタンス
は、全然違うと私は思います。
前者は、建替え以外の方法で対応を求めているんです。
後者は、建替えはOKだけどその建替えの中身や進め方を見ているんです。
立ち位置が全然違うんです。
予算をOKとした段階で、少なくともその時点においては、市役所本庁舎の建替えに進んでいくことについては容認しているということだと思います(建設自体を容認していないにしても)。
私は、そもそもそれを容認する立場ではありません。
私の立場は、市役所本庁舎は建替えせず、その金額(70~80億円)を使い、市役所本庁舎は免震(30~40億)&市民文化会館(40億)で両方の安全性の確保です。つまりは、「建替えを進めるな!」です。
ということからすると、今回の予算を認めるわけにはいきません。
そして、それを認めないというだけではなく、予算については増額修正も、減額修正もできるので。私は、その部分以外の予算については、承認しているので、その部分を削る修正動議を出すのは、当然な流れではないでしょうか。
建替が議会で承認していない(議決していない)にしても、市が建替の基本方針を立て、そして基本計画 → 基本設計 → 実施設計 → 建替工事と進んでいく中、その都度チェックといっても、それは、建替えを基本的に容認している立場だからこそ言えることであると私は思います。
ただ、行政のこういった建物に対して動きが、段階を踏み進んでいく。”建替”というゴールに向かっていくことに対して、その進み方をチェックするのと、そのゴールがおかしいというのは、はっきりと違います。
進み方をチェックするは、ゴール設定自体は承認しているのとほぼ同義です。
しかし、そのゴールがおかしいというのは、ゴール設定自体の否定です。
反対であるならば、その都度内容のチェックというよりも、反対として行動すべきなんです。ここは基本スタンスの違いだと私は思います。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
柾木議員から予算減額修正動議に対する質疑で、必ずしも議会は建替えを承認したわけではない。その都度その都度ジャッジするということを言われました。
その点については、確かにその通りです。しかし、茅ヶ崎市自身は、”建替”を基本方針としています。また、最近の茅ヶ崎市の広報番組においても、”建替”することの説明をしています。そして、9月に建替を進める基本計画の予算を計上、そして今回、3月においては、基本計画の次のより具体的な段階の基本設計や実施設計の予算計上をしています。
つまり、茅ヶ崎市は、もうすでに市役所本庁舎について「建替、耐震、免震」といったような方法論を検討している段階ではないということなんです。
基本計画、承認、即、新庁舎建設ではないのは、確かにそうです。
しかし!
「建替を議会で承認していない」といっても、議会で、茅ヶ崎市が建替えを進めるための予算をだし、その予算について認めるということは、建設自体を認めていなくても、市の建て替えの方向性について認めているものだと言われても仕方がないのではないでしょうか。
そもそも
・建替を認めないスタンス
・建替の方向性を認めつつ各段階でその建替内容をチェックするというスタンス
は、全然違うと私は思います。
前者は、建替え以外の方法で対応を求めているんです。
後者は、建替えはOKだけどその建替えの中身や進め方を見ているんです。
立ち位置が全然違うんです。
予算をOKとした段階で、少なくともその時点においては、市役所本庁舎の建替えに進んでいくことについては容認しているということだと思います(建設自体を容認していないにしても)。
私は、そもそもそれを容認する立場ではありません。
私の立場は、市役所本庁舎は建替えせず、その金額(70~80億円)を使い、市役所本庁舎は免震(30~40億)&市民文化会館(40億)で両方の安全性の確保です。つまりは、「建替えを進めるな!」です。
ということからすると、今回の予算を認めるわけにはいきません。
そして、それを認めないというだけではなく、予算については増額修正も、減額修正もできるので。私は、その部分以外の予算については、承認しているので、その部分を削る修正動議を出すのは、当然な流れではないでしょうか。
建替が議会で承認していない(議決していない)にしても、市が建替の基本方針を立て、そして基本計画 → 基本設計 → 実施設計 → 建替工事と進んでいく中、その都度チェックといっても、それは、建替えを基本的に容認している立場だからこそ言えることであると私は思います。
ただ、行政のこういった建物に対して動きが、段階を踏み進んでいく。”建替”というゴールに向かっていくことに対して、その進み方をチェックするのと、そのゴールがおかしいというのは、はっきりと違います。
進み方をチェックするは、ゴール設定自体は承認しているのとほぼ同義です。
しかし、そのゴールがおかしいというのは、ゴール設定自体の否定です。
反対であるならば、その都度内容のチェックというよりも、反対として行動すべきなんです。ここは基本スタンスの違いだと私は思います。
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茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう
by ebiken-chigasaki
| 2011-03-05 18:32
| 雑感