2012.01.16 公共施設整備対策特別委員会の報告(学校施設の地震対策等)
茅ヶ崎市議”えびけん”こと海老名けんたろうです。
今日の茅ヶ崎市議会は公共施設整備対策特別委員会でした。私は委員ではないので傍聴になるのですが、やはり茅ヶ崎市の取組について議員として聞いて議員活動に役立てないといけないので、委員ではなくとも傍聴です。
1.学校施設の耐震化の経緯
茅ヶ崎市は、他市に先駆け、平成19年度までに、市内の公立小中学校の校舎棟及び屋内運動場棟の耐震改修工事は終了しています(この点については、茅ヶ崎市が国の本格的な助成が始まる前に取り組んだことについては本当に評価すべきことだと思っています)。
<経緯>
小中学校耐震化 平成7年度より(H7 阪神淡路大震災)
昭和56(1981)年の建築基準法の改正以前のもの、いわゆる旧耐震の学校施設が対象
H19Dまでに対象となる全ての小・中学校の校舎棟及び屋内運動場棟の耐震改修工事は完了。
2.学校施設の再整備方針
平成20年度より13年間で、20校の学校施設を集中的に大規模改修事業を実施
概算事業費は、約78億円
「公共施設整備・詩編計画(改訂版):平成23年2月策定」に位置づけ
大規模改修の目的
・60年超でも劣化が進まないようにして長寿命化を実現する。
→屋内防水や外壁塗装などでコンクリートの中性化を防ぐ
※茅ヶ崎市はコンクリート建築物の耐用年数を60年としています。
・既に大規模改修済の学校や新設校との施設整備面での学校間格差の解消
実施状況
前期6年(平成20年度~25年度)
H21&H22 大規模改修工事完了 2校(浜須賀小・柳島小)
H23 大規模改修工事の設計 2校(鶴嶺小・松林小)
工事については
鶴嶺小 H24~H26
松林小 H24・H25
残りの小学校10校、中学校6校の大規模改修工事は
・建築年数の古い順
・事業費抑制の視点から事業手法を見直す
・原則、仮設校舎を建設しない方法で行う
概算事業費 合 計 約78億円(H20D~H32D)
(内 訳)
国・県支出金 約14.4億円
地 方 債 約40.3億円
一 般 財 源 約23.3億円
3.津波に対する学校施設の屋上利用の現状
JR東海道本線より南側にある小・中学校は、小学校8校、中学校5校
うち、校舎の屋上利用できるのは、小学校3校(西浜・東海岸・汐見台)、中学校2校(第一・松浪)
しかし、汐見台小学校以外は、利用できる屋上面積が狭く、利用できる状況にはない
茅ヶ崎市の学校施設の大半は、構造基準上、屋上について人が利用することを想定しない屋根になっているため、利用できず、屋上利用をするには、建て替えを前提とした検討が必要とのこと
4.津波に対する学校施設の考え方
神奈川県で公表している津波想定「神奈川県津波浸水予測図(素案)」によると、茅ヶ崎市が浸水により一番影響があるものは、「慶長型地震」による津波とのこと
浸水としては、汐見台小のある地域で浸水の深さ 0.5~2m
→学校施設の2F以上には達していない
※市内の学校施設すべてにおいて大きな浸水は予想されていない
<学校施設の浸水の可能性>
汐見台小:0.5~2m 一番浸水する
東海岸小:グランドまで
第一中 :グランドまで
緑が浜小:ギリギリ浸水しない
ただし、まだ素案段階での確認で詳細が分かっていない。3月には神奈川県より確定版が出るので、それで、分かるようになる模様です。
神奈川津波浸水予測図 茅ヶ崎が最も浸水するバージョン「慶長型地震」
茅ヶ崎市議会議員 海老名健太朗
今日の茅ヶ崎市議会は公共施設整備対策特別委員会でした。私は委員ではないので傍聴になるのですが、やはり茅ヶ崎市の取組について議員として聞いて議員活動に役立てないといけないので、委員ではなくとも傍聴です。
1.学校施設の耐震化の経緯
茅ヶ崎市は、他市に先駆け、平成19年度までに、市内の公立小中学校の校舎棟及び屋内運動場棟の耐震改修工事は終了しています(この点については、茅ヶ崎市が国の本格的な助成が始まる前に取り組んだことについては本当に評価すべきことだと思っています)。
<経緯>
小中学校耐震化 平成7年度より(H7 阪神淡路大震災)
昭和56(1981)年の建築基準法の改正以前のもの、いわゆる旧耐震の学校施設が対象
H19Dまでに対象となる全ての小・中学校の校舎棟及び屋内運動場棟の耐震改修工事は完了。
2.学校施設の再整備方針
平成20年度より13年間で、20校の学校施設を集中的に大規模改修事業を実施
概算事業費は、約78億円
「公共施設整備・詩編計画(改訂版):平成23年2月策定」に位置づけ
大規模改修の目的
・60年超でも劣化が進まないようにして長寿命化を実現する。
→屋内防水や外壁塗装などでコンクリートの中性化を防ぐ
※茅ヶ崎市はコンクリート建築物の耐用年数を60年としています。
・既に大規模改修済の学校や新設校との施設整備面での学校間格差の解消
実施状況
前期6年(平成20年度~25年度)
H21&H22 大規模改修工事完了 2校(浜須賀小・柳島小)
H23 大規模改修工事の設計 2校(鶴嶺小・松林小)
工事については
鶴嶺小 H24~H26
松林小 H24・H25
残りの小学校10校、中学校6校の大規模改修工事は
・建築年数の古い順
・事業費抑制の視点から事業手法を見直す
・原則、仮設校舎を建設しない方法で行う
概算事業費 合 計 約78億円(H20D~H32D)
(内 訳)
国・県支出金 約14.4億円
地 方 債 約40.3億円
一 般 財 源 約23.3億円
3.津波に対する学校施設の屋上利用の現状
JR東海道本線より南側にある小・中学校は、小学校8校、中学校5校
うち、校舎の屋上利用できるのは、小学校3校(西浜・東海岸・汐見台)、中学校2校(第一・松浪)
しかし、汐見台小学校以外は、利用できる屋上面積が狭く、利用できる状況にはない
茅ヶ崎市の学校施設の大半は、構造基準上、屋上について人が利用することを想定しない屋根になっているため、利用できず、屋上利用をするには、建て替えを前提とした検討が必要とのこと
4.津波に対する学校施設の考え方
神奈川県で公表している津波想定「神奈川県津波浸水予測図(素案)」によると、茅ヶ崎市が浸水により一番影響があるものは、「慶長型地震」による津波とのこと
浸水としては、汐見台小のある地域で浸水の深さ 0.5~2m
→学校施設の2F以上には達していない
※市内の学校施設すべてにおいて大きな浸水は予想されていない
<学校施設の浸水の可能性>
汐見台小:0.5~2m 一番浸水する
東海岸小:グランドまで
第一中 :グランドまで
緑が浜小:ギリギリ浸水しない
ただし、まだ素案段階での確認で詳細が分かっていない。3月には神奈川県より確定版が出るので、それで、分かるようになる模様です。
神奈川津波浸水予測図 茅ヶ崎が最も浸水するバージョン「慶長型地震」
茅ヶ崎市議会議員 海老名健太朗
by ebiken-chigasaki
| 2012-01-16 18:27
| 公共施設特別委員会