茅ヶ崎市議”えびけんの政治”日記 by 茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう

茅ヶ崎市議会議員”えびけん”こと、海老名けんたろう(松下政経塾出身)の茅ヶ崎市議活動日記。メールはebiken72@gmail.comまで
2009年1月読み終えた書籍
2009年1月に読み終えた書籍です

連塾 方法日本〈1〉神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く (連塾方法日本 1)

松岡 正剛 / 春秋社


 松岡正剛先生の講演会が本になりました。松岡正剛ワールド炸裂で、本当に味わい深く、知的好奇心が刺激されまくる1冊でした。

 日本の神話のその世界観を、松岡先生の解釈とその解釈により作られた図により、その関係性が良く分かります。出雲・高天原・朝鮮・神武東征・大和・日向などの神々の関連が分かります。改めてその図をもとに古事記や日本書記を読んでみたいと思いました。

 また仏教についても、平安貴族の仏教から、鎌倉武士の仏教、近現代に影響を与えたとおもわれる法華経、座禅、華厳と本当に勉強になります。日本史の教科書よりもこちらのほうが体系的に仏教の流れが理解できるし、仏教の考え方も、よくわかると思います。

 本でもいいけど、こういった講義だったら本当に聴いてみたいなーと思いながら読んだ1冊で、日本の神話や日本で展開された仏教について知りたい方にはオススメの1冊です。

暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠

副島 隆彦 / 日本文芸社

 副島隆彦氏と佐藤優氏というお互いに独特な視点と分析眼と情報収集能力を持った人の対談というだけあって、それだけでもわくわくして読みましたが、読み終え、とても刺激的で、今の日本のメディア情報ではまったくわからない話でした。

 リーマンショックについて、日本ではサブプライムローン破たんの延長線上にあるような認識での報道の感じを受けていましたが、リーマンショックは、グルジアにちょっかいを出したアメリカに対して怒ったロシアがアメリカ国債や株式を一挙に売り払ったことが遠因となり起こったこと、ロシアやドイツ・フランスやBRICsの新興国などがアメリカを処分してしまおうと動いていることなど、アメリカべったりで、アメリカの属国のような日本では、そのままなんの疑いもなくアメリカ、アメリカと進むことへの危険さを実感させられます。

 また、対談の初めの部分で、副島氏は4年前からオバマが大統領になるとわかっていたそうで、その理由がアメリカ金融経済界のドン、D.ロックフェラーがオバマを抜擢し、金融経済界が支えたということでした。ただその続きとして、そういってもオバマ大統領はこの経済の大苦境を乗り越えることができずに、逆に任期中の引責辞任という形になるという予言めいた話がされています。これが本当になると、アメリカは本当にその力が低下し、引きずられる形で日本も沈んでしまう可能性があるということになってしまいます。ある意味恐ろしさを感じる部分です。

 それ以外にも、西洋の秘密結社の話、ロシアのドストエフスキーに代表される特色ある文学の独特な世界観などの話など、非常に知的好奇心が刺激される1冊でした。

スコア:



大学受験に強くなる教養講座 (ちくまプリマー新書)

横山 雅彦 / 筑摩書房


大学受験と書いてありますが、大学受験に囚われずに知的に楽しめる1冊です。

筆者は、予備校のカリスマ講師かつ糸東流空手道の師範免状をもっているという方で、この空手道の師範免状を持つくらいに取り組んでいることや、大学時代の恩師などの教えの影響が、この筆者の独特の視点を生み出したんだと思いました。

まずは、その大学受験のカプラのニューサイエンスについて論じる論文から始まります。このニューサイエンスの説明に始まり、それがデカルトが唱え、西洋近代以降の考え方の柱となった「分解し、測定し、寄せ集めよ」という還元主義の限界に対する批判として登場したこと、筆者自身も同じく還元主義の限界を感じ、具体例を挙げての疑問を呈しています。確かに涙の成分がわかったからと言っても、涙を流す行為は、嬉しかったり、悲しかったり、怒ったりとさまざまで、成分だけで分かるものではないといえます。

 また、脱工業社会についても、農業から工業、工業から脱工業(サービス社会)という流れの中、商品の価格が、単に流通コストや人件費が還元できるものではなく、満足感や効用が重視されることや、そのように突き進んだ結果、「性」すらも消費対象として売買されてしまう現実が生まれてしまったという話が展開されます。

 宗教については、アニミズム→多神教→一神教と西洋からすると宗教の進化のように捉えられがちですが、この流れで西洋が植民地主義と連動し、世界中にキリスト教をふりまいたことの影響を語ります。日本でもこの結果として、歩み方も西洋と同じ右手左足、左手右足というからだの使い方をするようになり、昨今、ナンバ走りなどで注目を集めていた日本的な体の使い方が失われ、その体の使い方が失われた結果、思考回路も変わっていくという展開は、糸東流空手道師範免状を持つ著者ならではの見解でした。

 後半は、ハイエクやポパーやニーチェ、そして親鸞が登場します。どの方も名前は知っていても、具体的な考えは分からないという方が多いと思いますが、考え方や苦悩についても垣間見ることができる1冊です。

 大学生に限らず教養として読むと楽しい1冊です。

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

赤祖父 俊一 / 誠文堂新光社


 アラスカで北極圏に関する研究の世界的権威が、特に日本で地球温暖化が二酸化炭素によるものだと盛り上がり、二酸化炭素削減対策に血眼になっている現状に対して、冷静にその原因を知ろうと呼びかける1冊です。

 IPCC(国際気候変動パネル)という国際機関により提唱された二酸化炭素に代表される地球温暖化を進める温室効果ガスの危険性に対し、IPCCという組織についての問題や、その提示したデータへの疑問などが展開されます。

 機構を長い間調べていくと、地球温暖化は、1400~1800年の間の「小氷河期」から回復して、温暖化し続けていることが述べられ、そもそも自然活動として温暖化がはるか前から続いていたということが、さまざまなデータや資料により説明されます。そして温暖化の原因としては、6分の5が自然活動によるもの、6分の1が人間の活動によるものということを述べられています。つまりは地球温暖化を止めるとしたら、自然活動によるという点についての原因の解明も必要だということがわかりますが、現在、それははっきり分かるものではなく、そうにも関わらず、IPCCは、すでに結論は出た。あとは政治で解決することだというスタンスを取ってしまっているということでした。地球の様々な現象について、そのすべてがわかっていない状況において、簡単に結論付けている姿勢には私も???です。

 また、日本のメディアが使う映像についても、非常に恣意的に映像を撮ろうとしていることがうかがえる話が出てきますし、地球の天候や自然活動の知ることのむずかしさがよくわかります。

 地球温暖化について、ちょっと冷静に考えてみたいという方におススメの1冊です。
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by ebiken-chigasaki | 2009-02-05 09:52 | 読書記録
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