茅ヶ崎市議”えびけんの政治”日記 by 茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう

茅ヶ崎市議会議員”えびけん”こと、海老名けんたろう(松下政経塾出身)の茅ヶ崎市議活動日記。メールはebiken72@gmail.comまで
2009年 04月 03日 ( 3 )
茅ヶ崎市の定額給付金
 市民の方に聞かれたりもするので、再度「定額給付金に関する茅ヶ崎市の対応」について書きます。

 結論から書くと、
  4月一杯で申請書発送となり、給付金が家庭に届きだすのは5月中旬ごろからです。

 茅ヶ崎市における定額給付金の対応について    
 その当時は、まだ第二次補正予算関連法案が可決されているわけではない状況ですが、可決される可能性が高いので、可決してから事務ルールを構築していては、事務が間に合わないので、今から方法を検討し、できる限り速やかに事務を行おうということでの検討内容の説明を受たのが以下のことです。

 対象は日本人だけでなく、在留外国人も含まれます。
  平成21年2月1日現在に住所を有する者、在留資格を有する外国人
  対象者は、235,690人

 給付額の年齢要件
  18歳以下 (約41,660人)  2万円
  19~64歳(約146,580人)  1.2万円
  65歳以上 (約47,450人)  2万円

となり、日本人は世帯単位でまとめて、在留資格を有する外国人は個人単位の支給

 定額給付金が持ち上がった当初、かなり話題となっていた所得制限については、茅ヶ崎市は設けない方向のようです(実際にこの判定を加えると本当に事務は複雑になると思います)。

 ちなみに、茅ヶ崎市で給付される定額給付金については、総額で約35.4億円になるそうです。
 そして、これに係る事務費用は、総額で約2.7億円になるそうです。

 これらすべての費用は、国が負担する形です。
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-04-03 20:58 | 告知・報告
2009年3月に読んだ本⑤ 反貧困

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

湯浅 誠 / 岩波書店

スコア:


 ホームレス支援などの現場での豊富な活動、その活動から得られた知見をもとに描かれた日本の「貧困」の姿

 いったん脱落すると這い上がることがほぼできない現状を「すべり台社会」と呼び、その現場の活動の中で見てきた日本のセーフティネットの穴を、一つ一つあぶりだし、描いています。

 「貧困」に至る背景として、著者は、「五重の排除」というのを掲げられています。
 ①教育課程からの排除(すでに親世代からの影響あり)
 ②企業福祉からの排除(正社員であるかないかでの違い)
 ③家族福祉からの排除(頼ることのできる家族の有無)
 ④公的福祉からの排除(行政の水際作戦など)
 ⑤自分自身からの排除

 ⑤については、①~④の排除を受け、それが自己責任によるものだとされた結果から、自らにも失望し、世の中にも失望し切ってしまう形になることということで、この⑤自分自身からの排除というものを理解すべきこと、そして、そこから社会を見て、いかにセーフティネットを作り上げていくかということが述べられます。

 また、数年前から蔓延している「自己責任」という言葉、その言葉で片付けられている「貧困」について、その「自己責任論」に対しても、現場知識から導き出された批判が展開されます。

 また、この貧困に対して、「溜め」という言葉を使って、人が生きていく上でいかにこの「溜め」が重要な要素であることが説かれています。この「溜め」とは、預貯金といった金銭だけでなく、頼ったり、相談できたりする家族・友人・知人など、この「溜め」をいかに形成するか、政治が担うべき課題であるが、十分に認識されていないということが、よくわかります。

 現在の日本の姿を理解する上で、学者のデータとはまた異なる(データ提示もありますが)現場で活動する現場からの声を知ることのできる1冊です。
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-04-03 00:09 | 読書記録
2009年3月に読んだ本④ 現代の貧困

現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)

岩田 正美 / 筑摩書房

スコア:


 格差社会と”格差”が強調される昨今ですが、著書は、その格差ではなく、貧困とタイトルを打ち、著者が、格差と貧困の違いを説きます。

 格差とはある一定の状態をさし、格差が何が悪いのかというようなことや、格差のどの程度が悪いのかといった問いを立て検討する必要性がある。一方の”貧困”とは、社会が容認することができない、あってはならないとする状態をさし、「社会にあってはならない」とする以上、解決しなければいけない状態であると説く。

 そして、ヨーロッパでは、その社会があってはならないとする「貧困」を何度も発見しなおし、対応してきたが、一方、日本では高度経済成長、一億総中流(私が大学生くらいまではこういった表現をよく耳にしました)といった中、その「貧困」の再発見があまり行われずに過ぎ、最近になって「ワーキングプア」という言葉がメディアなどでよく登場する形になり、日本でも再発見されることとなったということが説かれます。

 ただ、そのゆるされない状態の「貧困」のそのじょうたいをどのように測るのか、その難しさと、その測り方についての歴史、苦悩も描かれています。とにかく身体的な意味での生をぎりぎりで全うできるレベルであったり、社会的な存在まで広げて考えたりと変遷がわかります。

 その後、生活保護の制度や、現状の運営状況などの説明、最低賃金や基礎年金、課税最低限と生活保護との関係、その比較の中で行われる生活保護への批判に対する著者の考え方などが提示されており、諸制度との関係での生活保護についての理解もできます。

 著者は、ある一定の条件の人たちが、常に不利になる状況にあることを、さまざまなデータを使って論証していきます。児童虐待についても、最近のメディアなどでは、高学歴の親が起こしてしまう「豊かさゆえの不安」というニュースが報じられるが、実際には、これも貧困とかなり関係していること、また貧困について、学歴がかなり影響をしていること、病気と貧困の関係なども論証されています。

 最後の章では、著者が考える貧困対策も示されています。

 貧困について、新書でコンパクトかつ広範なデータで学ぶことのできる基本的な1冊だと思います。
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-04-03 00:08 | 読書記録


by ebiken-chigasaki
プロフィールを見る
画像一覧
ブログランキング
最新の記事
カテゴリ
お問合せ
茅ヶ崎市議”えびけん”公式HP
http://ebiken.jp

メール:ebiken72@gmail.com
Twitter @ebiken72
mixi エビケン

<2011.02.26>
茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう後援会事務所新設
 〒253-0043 茅ヶ崎市元町5-29 ライブリーⅢ1F南 TEL&FAX 0467-58-8101 
検索
最新のトラックバック
【放射能防護】 茅ヶ崎市..
from オリーブの林をぬけて。
平成23年 厄年
from サキヨミ!ニュースダイジェスト
社民党(旧社会党)を弾劾..
from 湘南のJOHN LENNON..
地方議会で質問される地域..
from 地域SNS研究会
あなたの街の議員さんの、..
from muse-9
湘南国際マラソン
from みつの日記
トイレ掃除で大開運できます
from 風水日記-金運・幸運・大開運
以前の記事
タグ
ライフログ

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために


反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)


現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)


日本でいちばん大切にしたい会社


子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)


新平等社会―「希望格差」を超えて (文春文庫)


ベーシック・インカム入門 (光文社新書)


功利主義者の読書術


日本人が知らない恐るべき真実 〜マネーがわかれば世界がわかる〜(晋遊舎新書 001)


予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」


ヘルプマン! 8 ケアギバー編 (イブニングKC)


池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」


マルクスは生きている (平凡社新書 461)


日米同盟の絆―安保条約と相互性の模索


米軍再編―日米「秘密交渉」で何があったか (講談社現代新書)


日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)


ドル亡き後の世界


PPPの知識(日経文庫)


井沢式「日本史入門」講座〈1〉和とケガレの巻 (徳間文庫)


井沢式「日本史入門」講座2 万世一系/日本建国の秘密の巻 (徳間文庫)


この国を動かす者へ


猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮


この1冊ですべてがわかる 普天間問題


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら


世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)


超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)


時代を読む 経済学者の本棚


十字軍物語〈1〉


十字軍物語2


十字軍物語〈3〉


日本の原発、どこで間違えたのか

その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧