茅ヶ崎市議”えびけんの政治”日記 by 茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう

茅ヶ崎市議会議員”えびけん”こと、海老名けんたろう(松下政経塾出身)の茅ヶ崎市議活動日記。メールはebiken72@gmail.comまで
カテゴリ:読書記録( 62 )
2009年12月読み終えた書籍③ 悪魔の用語辞典

悪魔の用語辞典―これだけ知ればあなたも知識人

副島 隆彦 / KKベストセラーズ

タイトルが「悪魔の用語辞典」ということでおどろおどろしいものを感じるかもしれませんが、神秘主義・悪魔主義というものが、いわゆる正統とされているものに対して、その正統の根底を覆すような本音を言ってしまうようなものである。そしてそれゆえに正統から弾圧を受ける形になってしまい、隠れる形での神秘主義や悪魔主義ということになっていくということは新鮮な驚きでした。

その観点から、正義・官僚組織・税金。陰謀・エリート・社会工学・正しい間違い・良いこと悪いこと・自然・自然法・啓蒙・政治・資本主義・価格・スピリチュアル・マインド・愛・ポリティカルコレクトネス・フェミニズム・分析・預言者についての用語の解説が行われます。

個人的には、正しいこと間違いの部分や資本主義の部分については非常に刺激的で示唆を受け、参考文献を読み、もっと理解を深めたいと思いました。

世の中にあふれる言葉などについて、違った視点から見直してみたい考えてみたいという方にとっていい知的刺激が得られると思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-12-23 22:00 | 読書記録
2009年12月に読み終えた書籍 マルクスは生きている

マルクスは生きている (平凡社新書 461)

不破 哲三 / 平凡社

マルクスについて、日本共産党の書記長を務めた不破哲三氏による現代社会にあてはめた解説です。

唯物論、資本主義研究者、未来社会の研究者という三つの視点からマルクスの考え、そして人生の解説と、現代が抱える問題についての回答として提示しようとしています。

唯物論と資本主義の研究というところについては、私自身もかなり納得できました。ただ未来社会のところについて、私自身としては、人間が本当に経済活動を完全に計画できるのかというところは疑問です。資本主義を野放しにしていては、資本の自己増殖欲求に支配されてしまうので、それを外部から規制することが重要だということはわかります。

ソ連について、レーニンの取り組みが理想で、スターリンはあまりにかけ離れてしまっているという評価ですが、結局、社会主義体制を進める中で、ある意味スターリンを生み出してしまったわけで、人間がすべてを計画できるのならば、スターリンも出現しなかったんでは?と思ってしまいます。

また、中国について、私自身中国共産党が本当に共産主義社会を実現していこうとしているのかについては、おおいに???です。あまりに大きすぎる貧富の格差、拝金思想と正直本当ですかと思ってしまいます。

後半部分については、私自身納得しづらかったんですが、前半部分は、マルクスの考えを理解するうえで役立つと思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-12-20 22:34 | 読書記録
2009年12月に読み終えた書籍 高校生からわかる「資本論」

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

池上 彰 / 集英社

マルクスの「資本論」は、なかなか難解な文章です。また、これを読みこなす上でやはりユダヤ教やキリスト教の知識もその前提として必要だと思います。

こういった敷居の高いものを池上彰氏が簡単に分かりやすく、現在の日本の状況に当てはめて解説してくれます。まさに「資本論」の入門書として最適です。

マルクスは、19世紀のイギリスを分析してこの「資本論」を書きました。商品の分析、貨幣の分析、そして資本主義の形成、「資本」の自己増殖に支配される資本家、搾り取られる労働者ということについてマルクスの分析の解説がなされ、理解が深まります。

 この書籍を読むと、今の日本が新自由主義が広まり、また19世紀のイギリスのマルクスが問題意識を抱いた時代に近い状態になっていることが悲しいくらいによくわかります。

 佐藤優氏も指摘しましたが、日本は経済学においてマルクス経済学を学んだ官僚などが国の政策を決めていたので、資本主義の限界もしくは問題を知っていたが、そのマルクス経済学も今や教わることもなく、むき出しの資本主義の新自由主義経済となってしまったことが問題であることを読みました。

 この書籍を読むと改めて感じます。

 マルクスの難解な表現の「資本論」を理解する入門書として最適だと思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-12-12 16:05 | 読書記録
ヘルプマン 8巻 ケアギバー編

ヘルプマン! 8 ケアギバー編 (イブニングKC)

くさか 里樹 / 講談社

 突然、親を介護することになったら、しかもその親が認知症であったなら・・・

 崩れる家庭、職場との関係、認知症を受け入れきれない社会

 タイトルにケアギバー編とあり、初めこの言葉の意味がわかりませんでしたが、それは外国人ホームヘルパーのことでした。

 受け入れを進めるも、現場それ以上に日本社会にある外国人であるという差別の問題などが描かれています。

 現状を知る上で非常に勉強になるだけでなく、胸打ちます。とても考えさせられます。

 巻末には、この巻の中心テーマであるケアギバーについて、「日本が迎える超高齢社会にとって、外国人ヘルパー受け入れは焼け石に水!?」

 ということでそのデータが掲載されています。

 2006年現在の介護福祉士資格保有者 約54.8万人
 うち、介護に従事していない人   約20万人
 介護職従事者の介護職員離職率    22.6%
 我が国の65歳以上人口       約2,640万人
  (2006年9月15日現在)
   総人口の約20.7%
 第一線で働く介護福祉士の213倍
 この現状に対して、2年間で600人の介護福祉士を投入する見込み
  (2007年4月現在)

 客観的データでみると、確かに焼け石に水ともいえる現実を目の当たりにします。

 他の巻を読んではいませんが、この巻を読むだけでもお勧めです。

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by ebiken-chigasaki | 2009-11-20 12:02 | 読書記録
2009年9月に読み終えた書籍① 予想どおりに不合理

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

ダン アリエリー / 早川書房

 経済学というと、人は「ホモ・エコノミクス」であり、合理的に判断し行動するという前提がありますが、その前提に対して、人がどれだけ不合理であり、さまざまなものに判断が影響されてしまうかということを、豊富な事例と実験例で説明したものです。また、タイトルにある「予想どおり」とは、不合理とはいえ、その不合理性にも決まりのようなものがあり、その規則性のようなものがわかれば対応できるということで、このような言葉が付されています。

 著者が、イグ・ノーベル賞を受賞したとありますが、確かにかなり変わった実験を行うという意味では納得です。ただ本当に実証という意味ではその実験の検証ロット数の少なさから、科学的な意味で立証したと言い切れない部分もあるかもしれませんが、しかし、自分に置き換えてみても、納得できる部分もあります。

 たとえば、無料とかに惹かれてしまう現実はやはりそうだと思います。

 ほかにも、不正の検証についても、実際に現金よりも、現金から少し離れた形にすると、その不正はよりひどくなることなどの話など、人間の行動を考えるヒントとしていかせる1冊だと思いますし、行動経済学の入門書といえる1冊だと思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-09-11 17:59 | 読書記録
2009年8月読み終えた書籍 まとめ
①どうする依存大国ニッポン

  読書記録は、こちら

②売国者たちの末路

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③功利主義者の読書術

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④日本人が知らない恐るべき真実

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by ebiken-chigasaki | 2009-09-07 00:25 | 読書記録
2009年8月に読み終えた書籍④ 日本人が知らない恐るべき真実

日本人が知らない恐るべき真実 〜マネーがわかれば世界がわかる〜(晋遊舎新書 001)

安部 芳裕 / 晋遊舎

 前半は、今の日本の末期的な状態についての説明がなされます。日本の財政についての説明と様々な面での危機的な状況の説明がなされ、実際には破産状態にあることの説明が、さまざまなデータと他の先進国比較により行われます。

 中盤以降は、グローバリゼーションを生み、支え、広めていく組織、IMFやWTOや世界銀行などがどのような組織であり、そこにある思惑が何かや、金融を作り上げたユダヤ人、ロスチャイルド家の歴史の説明とその過程で形作られた金融の仕組みについてみることができます。

 後半で展開される「お金」の話について、考えてみると私たちは、お金は利子がつくものである。そしてその利子が無限大に膨らんでいくという前提に完全に支配されているのではないだろうか。私はそうでした。そういった意味で、使わずにため込むことにより利子が付き、増えていくとは逆の考え方の「お金」がある。持ち続ければ続けるほどに減価していく「お金」という考え方は、刺激的であり、それは単なる空想ではなく、実際にその「減価していくお金」が取り入れられたケースの話もあり、自分の「お金」に対する固定観念が大きく揺らいだという意味では、非常に興味深い1冊でした。

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by ebiken-chigasaki | 2009-08-30 19:44 | 読書記録
2009年8月に読み終えた書籍③ 功利主義者の読書術

功利主義者の読書術

佐藤 優 / 新潮社

 佐藤優氏が読書術と銘打ち、自らがどのようにその書籍を読んでいるのか、その書籍から何を読み取り、社会の内在的論理を解明するための補助線として使っているのかが示されています。

 聖書や資本論といった大著から、石原真理子の「ふぞろいな秘密」や「蹴りたい背中」で史上最年少の19歳で芥川賞を受賞した綿矢りさと「蛇にピアス」で20歳で同時受賞の金原ひとみとの作風比較から、その綿矢りさの「夢を与える」を取り上げたり、ちょっとまえにリバイバルヒットした「蟹工船」をとりあげたりと縦横無尽で、そんな視点で書籍を読んでいるのかと、驚くとともに不思議さも感じます。

 読書術といっても、今はやりの速読法や、本から情報を得て整理する仕方を学べるものではありません。

 むしろ、佐藤優氏が、その書籍から何を読み取ったのか、何ゆえにその書籍を読もうとしたのかといったことが分かりますし、改めてそんな視点から読んでみたら自分はどう感じるのかが分かるうえで刺激的だと思います。
 
 どちらかというと、佐藤優的読書レビューに近いのかもしれませんが、ちょっと違った視点を得る上では面白い1冊でした。

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by ebiken-chigasaki | 2009-08-18 22:30 | 読書記録
2009年8月に読み終えた書籍② 売国者たちの末路

売国者たちの末路

副島 隆彦 / 祥伝社

 リーマンショックを的中させた副島隆彦氏と、植草一秀氏の国家権力の恐ろしさを暴くとともに、その国家権力への共闘宣言ともいえる1冊でした。

 小泉・竹中路線を批判し続けた植草氏、その植草氏を排除していこうとするときの国家権力、その後ろにあるアメリカの存在と、その関係が、人脈をたどりながらあぶりだされてきます。

 タイトルにある売国者たちという中において、特に、竹中平蔵氏に焦点を合わした形で話が展開されます。竹中平蔵氏がどのような人物であるのか、どうのような経済思想をもっているのか(というよりも、この書籍では、明確なXXXイズムを持っているというよりも、そのときのはやりとなる考え方を取り入れて主張するタイプという形になっています)、そしてその竹中平蔵氏を育てた人脈、アメリカがどのようにアメリカのための人材を育てるのかということ、その育てられた結果として、構造改革が進展し、日本の富でアメリカを支える形に、アメリカに日本の富が提供されたということで、売国者と位置付けていますが、これは単に彼らだけでなく、警察・検察・メディアなども巻き込んだ形で、「構造改革」というスローガンのもとに展開されていったことが描かれています。

 日本とアメリカとの関係を考え、国家権力の在り方を知るという意味でも、また、総選挙の前に、「構造改革」というスローガンのもとに進められたものがどんなものであったかを検証する際に、単なる政策評価だけにとどまらない検証をするためにも読んでみるのもいい1冊だと思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-08-09 21:23 | 読書記録
2009年8月に読み終えた書籍① どうする依存大国ニッポン

どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書)

森川 友義 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

 来る総選挙を前に、選挙について考えてみようと思い読みました。姉妹刊の続きです。先に出た「若者は、選挙にいかないせいで四〇〇〇万円損してる!?」は、若者が選挙に行かないことにより世代間比較で損をしていること、若者が選挙に行かないけど、高齢者は圧倒的に選挙に行くという現実が、政治家に高齢者向けの政策を選択させてきたことの説明がなされていました。

 今回は、日本がどのような状態にあるのか、タイトルにある通り「依存」をキーワードに日本の安全保障、エネルギー自給率、食料自給率、少子化、財政赤字の現状の説明がされます。これらの問題についてコンパクトにまとめられていると思います。この本をスタートにさまざまな問題についての意識を高める。2冊ともに説かれる政治リテラシーを高めることを総選挙を前に取り組んでみてはと思います。

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by ebiken-chigasaki | 2009-08-02 22:03 | 読書記録


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