茅ヶ崎市議”えびけんの政治”日記 by 茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう

茅ヶ崎市議会議員”えびけん”こと、海老名けんたろう(松下政経塾出身)の茅ヶ崎市議活動日記。メールはebiken72@gmail.comまで
カテゴリ:読書記録( 62 )
2009年7月に読み終えた書籍⑤ 若者は、選挙にいかないせいで、四〇〇〇円も損してる!?

若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!? (ディスカヴァー携書)

森川 友義 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

 総選挙が近いということで、選挙について考えてみようと思い読んでみた1冊です。

 タイトルにある通り、特に若者に選挙に行くことを呼びかけています。いかないがゆえに、若者が損をしていることから始まります、自分も議員の立場ゆえにわかるけどいえないことが書いてあります。実際に選挙などで見える有権者はやはり高齢者が圧倒的です。となると、候補者や政治家がお店、有権者をお客と例えると、見えるお客は高齢者がほとんどだということになり、お店の経営で考えると誰のためのものをそろえたらいいのか(政策を提案・実行したらいいのか)を考えると、それは高齢者のためということがメインになってしまいます。

 選挙について棄権する方もいらっしゃいますが、この棄権することについて「合理的棄権仮説」や、「合理的無知仮説」といった合理的に考える人ほど投票を棄権し、政治に関心がないといったことの説明が行われたり、選挙についてのさまざまな学説が提示されていて、そういった考え方があるんだという勉強になります。

 民主主義について、特に間接民主主義については、政治リテラシーをもった有権者が、国会議員を選び、国会議員は国全体のために働くという前提になっていると思いますが、その前提がいかに危うきものであり、虚構であるのかということも説かれており、それぞれがそれぞれの立場においてどのように考えるべきかという契機になると思います。

 国会議員・特別利益団体・官僚組織の現状や仕組み、この3社のトライアングル関係についての説明がなされいます。強固な関係に見えますが、それを崩すためにも、有権者としては最低でも投票に行くことが必要であると思いますし、ぜひ、選挙の前に、特に若い方にですが有権者の皆さまに読んでいただきたいと思います。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-30 09:45 | 読書記録
2009年7月に読み終えた書籍④ 会計のルールはこの3つしかない 

会計のルールはこの3つしかない (新書y)

石川 淳一 / 洋泉社

 簿記を学ぶ前に、もしくは学びながら読むといいと思います。コロンブスと女王と越後屋という設定を使いながら、徐々に分かっていく設定にしてあります。

 はじめにで書いてある通り、「財務会計」「複式簿記」の基本的な考え方を読み進めていくうちに理解できる設定になっており、まさに入門書としてお勧めです。ただ入門書としてだけでなく、私のようにとにかく金融機関に入社し、昇進要件として簿記を勉強した人間にとっても、その根本的な考え方を見直すという意味でも非常に役立つと思います。

 改めてこれを読み、簿記を勉強しなおしてみようと思いました。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-29 09:32 | 読書記録
2009年7月に読み終えた書籍③ 今までで一番やさしい経済の教科書

今までで一番やさしい経済の教科書

木暮 太一 / ダイヤモンド社

 タイトルにある通り、確かにと思える書籍です。経済学をまず学ぶ方においてざっと理解するために読むのにはいいと思います。

 サブプライム問題などの今日的な話題も交えながら、経済学についての説明がなされ、ざっと理解するうえでは本当にいいと思います。経済学の教科書だと、すぐに関数や、グラフなどが出てきますが、そういった関係を理解する前段階においては役立つと思います。

 マルクス経済学のところが、ちょっと突拍子な感じでした。私自身マルクス経済学自体は知りませんので、もうちょっと解説してほしかったという思いがありました。

 後半は、株式の投資の基本的な考え方も書いてあり、投資についての初歩ですが学ぶことができると思います。

 経済学について本格的に学ぶ前の1冊としてお勧めです。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-19 12:18 | 読書記録
2009年7月に読み終えた書籍②  家を出る日のために

家を出る日のために (よりみちパン!セ 32)

辰巳 渚 / 理論社

 家事塾を主宰する著者から頂いた1冊です。一番の感想は、できたら一人暮らしをする前の方々に、直前というよりももっと前段階の中学生時代くらいに読んで、それが心に引っかかっているといいだろうなーと思いました。

 タイトルには「家を出る日のために」とありますが、自立した生活を送るにはという意味で、その自立した生活とはなんだろうかというのを著者の実体験から描かれています。

 自立した生活と書くと堅そうですが、表紙のイラストのような感じで、堅苦しいものではなく、昔に帰れと説くものでもなく、自らの生活スタイルを自らが育った家庭との関係や、他の人たちとの関係を考慮しながら、どう築くのかということを考える上で役立つと思います。

 生活ってなんだろうと、思ったときにちょっと気楽に読んでみてもいいです。しかし、タイトルのように、一人暮らしをする前にその「暮らす」についてぜひ考える1冊として利用してほしいと思います。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-18 00:58 | 読書記録
2009年7月に読み終えた書籍① オバマ・ショック

オバマ・ショック (集英社新書 477A)

越智 道雄 / 集英社

スコア:


ビートたけしも評価していると聞いて読もうと思ったコラムニスト町山智浩氏とその町山氏が師匠として仰ぐ越智道雄氏のアメリカについての対談。

オバマ・ショックとありますが、まずはアメリカの歴史について、地域の特色についての流れを語り合うところから始まります。アメリカの保守とリベラルの綱引きのおおまかな流れをざっと理解することができると思います。

町山氏はアメリカ在住で、アメリカで住宅を買ったという経緯もあり、今回の住宅バブルについてもその実体験から語られるので、日本での報道以上に問題点というかむちゃに拡大していったことが分かります。

とにかく町山氏のブッシュJr評価はかなり低く、ブッシュJrの8年間がアメリカをむちゃくちゃにした。そのむちゃくちゃにしたことを自らの生活実感と合わせながら語ります。

そのむちゃくちゃにしたのを、オバマが大統領となりいかに変えるのかということになるのですが、そのオバマ大統領がどんな人物なのかということが後半部分で展開されます。

印象に残ったのが、オバマ大統領は黒人初の大統領という報道ですが、越智氏と町山氏の対談からは、むしろはっきりとした属性のない人ということでした。アメリカで黒人というと、先祖が奴隷だったのではという(アレックス・ヘイリーの「ルーツ」などが参考になります)ことになりますが、オバマにはその奴隷の過去がありません。アメリカ本土で生活するのは19歳からで、それまではインドネシアとハワイに在住する。

また、生みの父親はアフリカ人。二番目の父親はインドネシア人、母親は白人で、実際には母方の祖父母(白人)に育てられたということで行動様式にWASPがしみ込んでいるという本当にさまざまな要素が混ざり合っているものです。

宗教的にも、子どものころから教会に通ったということもなく、二人の父親ともイスラム教徒であったが、熱心なイスラム教徒というわけではなかったそうで、宗教的にも無宗教的な属性ということで、さまざまな意味で属性がはっきりしない。裏を返すとどんな属性にも属することができる人物であることが分かります。

ブッシュJrの8年間で引き裂かれたアメリカをまさにUnitedとして機能させるためにつかわされたうってつけの人物なんだということが分かりました。ただ、そのオバマが、これから本当に世界のためになるのか。日本にとってよき大統領なのかは疑問を呈していました。まさにこれからということになるんだと思います。

アメリカを理解するという上では、中西輝政先生の「アメリカ外交の魂」そして佐々木毅先生の「アメリカの保守とリベラル」と合わせて読むと、理解がより深まると思います。
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-05 20:33 | 読書記録
2009年6月に読み終えた書籍 まとめ
2009年6月に読み終えたのは、3冊でした。

①追跡・アメリカの思想家たち   著者:会田弘継  
  読書記録は、こちら

②資本主義崩壊の首謀者たち   著者:広瀬隆
  読書記録は、こちら

③アメリカの保守とリベラル 著者:佐々木毅
  読書記録は、こちら
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-07-03 21:44 | 読書記録
2009年6月に読み終えた書籍③ アメリカの保守とリベラル

アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)

佐々木 毅 / 講談社

 政治思想を理解しようとする上で、混乱するのがヨーロッパとアメリカとの思想の違いで、保守とリベラルの関係が分からなくなってしまうことではないかと思います。

 ヨーロッパの場合、保守は、簡単に書くとフランス革命前の身分制の権威や不平等な伝統を守るもので、リベラルはそこから自由と平等を勝ち得た考え方といえます。

 しかし、アメリカでは当初からいわゆる王制・貴族制というような身分制やその身分制に基づく権威とは初めから無縁であり、アメリカは自由と平等と人民主権を基本原理とした国家ということで、この前提の違いがあります。

 アメリカでの保守とリベラルの対立は、自由をどのように理解するのかということで、それをアメリカの1920年代からビル・クリントンが大統領になるまでの政治の流れの中で見ていくことになります。

 1920年代は保守の時代、しかし、1929年に世界大恐慌が起こり、日本でも世界史で習うニューディール政策への転換で、リベラルの時代を迎えます。70年代からリベラルの流れに対して批判が起こり、80年に共和党のレーガンの勝利により、保守主義の時代に戻ります。その後92年に民主党のクリントンが現れます。

 という流れの中で、保守主義、リベラル主義がどのように変わってきたのか、また、この歴史の流れの中で、思想家がどのような思想を形成していったのかということが分かります。すでにレビューを書いた「追跡アメリカの思想家たち」と一緒に合わせて読むとここら辺の流れについてはより一層の理解を深めることができると思います。

 日本だと自由と平等はセットで考えられがちですが、アメリカのこの思想の流れをみると、自由と平等は必ずしもセットではなく、その綱引きが存在します。どこまで自由を重視するのか、どこまで平等を重視するのか、その綱引きがある意味保守とリベラルの思想の対立になるということが分かります。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-06-30 23:43 | 読書記録
2009年6月に読み終えた書籍② 資本主義崩壊の首謀者たち

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)

広瀬 隆 / 集英社

 広瀬隆先生お得意の人脈を駆使した1冊です。今回のテーマは、リーマンショックを契機に世界不況が進行しますが、この資本主義崩壊について書きます。

 1989年ベルリンの壁が崩壊し、社会主義・共産主義陣営が敗れました。そのほぼ20年後のこのリーマンショックで、アメリカは、金融機関を実質上国有化していくことになります。資本主義・自由主義社会のアメリカにおいて、金融機関の国有化が進められるということで、著者は資本主義も崩壊したと主張し、その流れを、人脈のつながりの中と株価のデータなどでで紐解いていきます。

 著者は、これは金融腐敗であり、金融腐敗は、それにかかわる人の精神の腐敗であり、それが治らない限り、またこのようなケースは起こりうると主張しています。

 この書籍にできになるのが、オバマが大統領に就任しましたが、オバマ大統領のホームグランドはシカゴです。シカゴには世界最大の先物取引市場が存在しています。そのシカゴから選ばれているオバマが、この先物取引の投機マネーをコントロールできるのかについて、広瀬氏の人脈解説でいくと、むしろその逆の人物が周りを固めている現実があぶりだされ、逆に難しい姿が見えてきます。副島隆彦氏も、オバマ大統領については、人種・宗教といった違いを超えてアメリカを一つにするためになったが、経済政策で責任を取らされるということを著書に書かれていましたが、広瀬氏のこの人脈を見ると、この副島氏の推測もそうなのかもと思わざる得ない面もありました。

 最後に、広瀬氏は、郵政民営化は、振り込み詐欺のようなもので、日本の郵貯がアメリカに吸い取られてしまうことに警鐘を鳴らしています。実際に郵政民営化は、アメリカが長年に日本に民営化を求めてきた事実があります。広瀬氏も、とにかくこの郵貯がアメリカに吸い取られてしまわないように、考え直すべきことを説かれています。なんでも市場化すればいいことではないのは、私も同意します。投機とどう付き合うのか本当に考えなければならないと思いますが、一方でこれだけかっちりとした人脈パワーを見ると、自分のようなものがどうすればいいのか、わからないのも現実です。

スコア:


[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-06-28 00:22 | 読書記録
2009年6月読み終えた書籍① 追跡・アメリカの思想家たち

追跡・アメリカの思想家たち (新潮選書)

会田 弘継 / 新潮社

スコア:


 6月上旬に読み終えていましたが、今になってレビューを書きます。

 ブッシュJrのときに日本で報道を通じて有名になったネオ・コンサバティブ(ネオコン)大統領選挙で報じられる宗教右派もしくはキリスト教原理主義、リベラリズムに、リバタニアンと、聞いたことがあるけど、多くの人にとって実際はどんな思想なのか分からないのではないでしょうか?

 アメリカ国内にあるさまざまな思想について、学ぶことのできる1冊で、これを読むとアメリカにはいろいろな思想があることが分かります。

 ネオ・コンサバティブについては、日本ではブッシュJrとその取り巻きたちがイラク戦争に踏み切ったことで有名になり、ネオ・コンサバティブ=自国の主義を押し付けるために戦争を行うものの考え方というとらえ方になってしまっているのではないでしょうか?マスコミの報道で、善悪に分け、自分を善として、悪に対して戦争を仕掛ける。もしくは力で言うことを聞かせるようなイメージを抱かされていると思いますが、この本を読むと、それがいたって皮相的であるかがよくわかります。

 また、このブッシュJrのイラク戦争で有名になるネオコンの基本思想と言われたレオ・シュトラウスの思想も、中身とともにいかにうまく利用されたのかがわかります。

 また、南部農本主義というようなまったく聞いたこともなかった考え方もあり、こういったさまざまな思想が、重層性を生んでいくことになるとともに、中西輝政先生の「アメリカ外交の魂」を先に読んでいたため、地域との関連でこのような考え方が出てくる土壌があることが分かります。

 アメリカの現代思想について、ざっと理解したいという方にお勧めです。
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-06-27 22:56 | 読書記録
2009年5月読み終えた本<まとめ>
2009年5月は6冊です。

①多読術 著:松岡正剛
   読書記録は、こちら


②勝者の代償‐ニューエコノミーの深淵と未来 著:ロバート・B・ライシュ   読書記録は、こちら


③宗教から読む「アメリカ」 著:森孝一
   読書記録は、こちら


④アメリカ外交の魂‐帝国の理念と本能 著:中西輝政
   読書記録は、こちら


⑤テロリズムの罠 左巻‐新自由主義社会の行方 著:佐藤優
   読書記録は、こちら


⑥テロリズムの罠 右巻‐忍び寄るファシズムの魅力 著:佐藤優
   読書記録は、こちら
[PR]
by ebiken-chigasaki | 2009-06-01 09:30 | 読書記録


by ebiken-chigasaki
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
ブログランキング
最新の記事
カテゴリ
お問合せ
茅ヶ崎市議”えびけん”公式HP
http://ebiken.jp

メール:ebiken72@gmail.com
Twitter @ebiken72
mixi エビケン

<2011.02.26>
茅ヶ崎市議会議員 海老名けんたろう後援会事務所新設
 〒253-0043 茅ヶ崎市元町5-29 ライブリーⅢ1F南 TEL&FAX 0467-58-8101 
検索
最新のトラックバック
【放射能防護】 茅ヶ崎市..
from オリーブの林をぬけて。
平成23年 厄年
from サキヨミ!ニュースダイジェスト
社民党(旧社会党)を弾劾..
from 湘南のJOHN LENNON..
地方議会で質問される地域..
from 地域SNS研究会
あなたの街の議員さんの、..
from muse-9
湘南国際マラソン
from みつの日記
トイレ掃除で大開運できます
from 風水日記-金運・幸運・大開運
以前の記事
タグ
ライフログ

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために


反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)


現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)


日本でいちばん大切にしたい会社


子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)


新平等社会―「希望格差」を超えて (文春文庫)


ベーシック・インカム入門 (光文社新書)


功利主義者の読書術


日本人が知らない恐るべき真実 〜マネーがわかれば世界がわかる〜(晋遊舎新書 001)


予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」


ヘルプマン! 8 ケアギバー編 (イブニングKC)


池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」


マルクスは生きている (平凡社新書 461)


日米同盟の絆―安保条約と相互性の模索


米軍再編―日米「秘密交渉」で何があったか (講談社現代新書)


日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)


ドル亡き後の世界


PPPの知識(日経文庫)


井沢式「日本史入門」講座〈1〉和とケガレの巻 (徳間文庫)


井沢式「日本史入門」講座2 万世一系/日本建国の秘密の巻 (徳間文庫)


この国を動かす者へ


猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮


この1冊ですべてがわかる 普天間問題


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら


世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)


超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)


時代を読む 経済学者の本棚


十字軍物語〈1〉


十字軍物語2


十字軍物語〈3〉


日本の原発、どこで間違えたのか

その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧